Book No.12270
書名: 前田菊叢全集
著(訳)者: 八木 淳夫
発行社(者): 三重県亀山市江ヶ室1-3-34
印刷所名: 水九印刷(株)
サイズ: A4
ページ数: 3124
発行年月: 2021(令和3)年10月13日
分類: (01)地域文化部門
定価(本体):
<内容紹介>
前田菊叢は伊勢亀山藩興学の祖と呼ばれている。それは養孫以降の子孫が伊勢亀山藩校の学頭や教授を歴任し、前田家が廃藩に至るまで藩士の教育を担い続けたからである。延宝元年京都生まれ。27歳の時漢籍に訓点を付けた本を刊行したことから、京都市中にその名声が広がり、山城国淀藩主石川憲之公に召し抱えられた。石川家には500冊に及ぶ二十一史があり、菊叢は五年がかりで全巻を読破した。その目録・読書ノートを全頁収録した。菊叢が碩学と呼ばれる所以である。延享元年72歳で京都極楽寺に葬られた。その他、父、兄、葉庵は医師となり、多くの古医書を残した。その主要な文献も附録として収めた。本書は埋もれていた前田菊叢とその親族の伝記と業績を知る上で、極めて貴重な文献となるであろう。

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