書名: |
ひっ飛べ 夢へ |
著(訳)者: |
平山紘一郎 |
発行社(者): |
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印刷所名: |
石田印刷 |
サイズ: |
A5 |
ページ数: |
132 |
発行年月: |
2019年03月01日 |
分類: |
(02)個人誌部門 |
定価(本体): |
定価(本体)600円 |
<内容紹介>
「1964(昭和39)年東京オリンピックが開催されたとき、私は鹿児島工業高校の3年生。すで民間会社へ就職が内定していたが、オリンピックを見ているうちに心を揺さぶられ、特に、重量挙げとレスリングの日本選手の活躍に血が騒いだ。
大会が終わると「階級制の競技ならチャンスがある」という挑戦心が芽生えた。就職か挑戦か迷ったが、最終的にスポーツの夢を目指す決心をした。決め手は東京の大学へ進学する幼友達二人の「一緒に東京へ行こう」の言葉だった。
あてがないまま上京し、アルバイトを経て、1965(昭和40)年、陸上自衛隊へ入隊した。入隊の動機は、給料が もらえてスポーツができそうだったから。二年後、憧れの自衛隊体育学校へ入校し、5年後の1972(昭和47)年、レスリングでミュンヘンオリンピック出場、銀メダリストとなった。次のモントリオール大会にも連続出場し通算2個のメダル(銅メダル)を獲得し、夢を果たした。
一方、クラスメートの外薗茂夫君は、東京オリンピック開会式のブルーインパルスに憧れ、昭和40年3月航空自衛隊に入隊し、ジェットパイロットのウイングマークを胸にしたのち、昭和50年からブルーインパルスチームの一員となり、その後6年半にわたって初代使用機F86Fセイバーの2番機(左翼機)として、航空ショーなどで活躍した。私と外薗君はともに東京オリンピックに啓発され、夢を抱き、多くの試練を乗り越えその夢をかなえ た。半世紀以上前の東京オリンピックの素晴らしさを伝えながら、私や外薗君の体験が、次代を担う若者の挑戦心を少しでも喚起できればと思い、この本を出版させていただいた。」