書名: |
句集 堤外日記 |
著(訳)者: |
冨永滋 |
発行社(者): |
株式会社風詠社 |
印刷所名: |
シナノ印刷株式会社 |
サイズ: |
四六判 |
ページ数: |
297 |
発行年月: |
2019(令和1)年12月03日 |
分類: |
(05) 文芸=詩歌部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1500円 |
<内容紹介>
著者はこの句集の取り纏めを依頼して他界したため、没後に妻が代わって発行した。著者は詩集「蜘蛛の行い」で2008年日本自費出版第12回文化賞特別賞を受賞している。
2007年前後から、諸事情のため身の置き所がなく悲しい鬱屈の日々が続き、ひたすら歩き祈ることでその状態を克服しようとした。以来発病までの約8年余り、ほぼ毎日自宅を出て遠くに見える山の山裾まで桂川沿いに往復20キロ前後を歩きとおした。その間に夥しい言葉の断片と9千余りの句が残され、句集「堤外日記」となった。著者の最初で最後の句集である。長年の詩業によって鍛えられた言語感覚と独特の死生観に裏打ちされたおよそ800句である。