書名: |
書家・歌人 岡山高蔭の伝と作品 |
著(訳)者: |
岡山泰四・岡山重夫 |
発行社(者): |
株式会社 芸術新聞社 |
印刷所名: |
藤原印刷株式会社 |
サイズ: |
B5 |
ページ数: |
232 |
発行年月: |
2018(平成30)年07月10日 |
分類: |
(02)個人誌部門 |
定価(本体): |
定価(本体)2500円 |
<内容紹介>
岡山高蔭は明治から昭和に活動した書家、歌人である。この本は高蔭の息子と孫によって纏められた。高蔭は、仮名・漢字の書家として評価され、著名な佐佐木信綱先生の信任を得て碑文の書も多く残した。高蔭は熊谷恒子、藤岡保子、森田竹華らの閨秀書家を輩出したが、その活動は孤高の存在であった。昭和二十年、東京大空襲で自宅の「心経庵」と多くの所蔵作品を焼失し、同年、傷心のまま他界した。そのため作品等は十分評価されないままとなった。泰四は書を志す人に高蔭の業績を伝えたい思いで伝と作品を纏めたが、生前に上梓するには至らず、平成七年に他界した。その後、高蔭の臨書の足跡を研究された国士舘大学の細貝宗弘教授の論文に出会う機会を得た。また、高蔭死後70数年が経過し、国立国会図書館の蔵書がネットから閲覧できるようになった。高蔭の書論、その後に見出された作品等を資料編に収録し、2018年に芸術新聞社のサポートを得て自費出版した。