書名: |
孫たちへの伝言~38度線を越えて~ |
著(訳)者: |
尾堂 昭雄 |
発行社(者): |
HORI PARTNERS |
印刷所名: |
大應 |
サイズ: |
四六判 |
ページ数: |
108 |
発行年月: |
2023(令和5)年10月10日 |
分類: |
(02)個人誌部門 |
定価(本体): |
定価(本体)900円 |
<内容紹介>
著者は、昭和6年9月1日、現在の鹿児島県日置市伊集院町郡(こおり)で生まれ、父親の仕事の関係で、幼少期から中学校までを北朝鮮で過ごした。本書は、第二次世界大戦の終戦を機に38度線を越えて北朝鮮から日本に引き揚げてくるまでの苦難を綴ったドキュメンタリーである。実体験した本人でなければ書き記すことができない稀有の出来事と、生と死、権力者と国民にまつわる率直な思いが記されている。「戦争をするのは兵隊だけではない」「偉い奴ほど真っ先に逃げる」「戦争という運命の濁流」「子育てに国の違いはない」と説く。ガザ地区やウクライナ、ロシアなど世界中で起きている戦争は、国民にとってどういう結果を招くのか。数十年前の出来事であっても、この書には学ぶべき多くの教訓が生々しく記されている。これからの世界を担う多くの若者たち、まだ見ぬ未来の子供たちに本書を読んでもらいたいという著者の思いが込められた1冊である。