書名: |
名刹広徳寺お犬騒動記 |
著(訳)者: |
樋浦知子 |
発行社(者): |
喜怒哀楽書房 |
印刷所名: |
ミューズ・コーポレーション |
サイズ: |
A5 |
ページ数: |
362 |
発行年月: |
2017(平成29)年08月03日 |
分類: |
(02)個人誌部門 |
定価(本体): |
定価(本体)3000円 |
<内容紹介>
練馬区に広徳寺という都内でも有数の大きなお寺があります。元々は上野の下谷にあったのですが関東大震災で焼失、現在地に移転しました。広大な敷地には加賀前田家などの大名や徳川将軍の剣道師範柳生宗矩などのお墓が並んでいます。臨済宗大徳寺派なので和尚さんは生涯独身です。海雲和尚さんは、頻発する泥棒除けとして犬を飼いました。柴犬の黙念(もくねん)です。粗相する黙念を叱りつけた日の夜に、黙念は失踪していなくなります。黙念を本当は可愛がっていた和尚さんは、必死に探し回りますが杳として見つかりません。似顔入りのポスターもたくさんつくりあちこち貼りまくります。お寺の関係者により捜索隊も発足。それでも行方不明。やっと一週間後3キロほど離れた東京大仏(板橋区)のそばでおどおどしている黙念が奇跡的に発見されました。今はその和尚さんも黙念も亡くなり、追悼の意味も込めて思い切って今回応募することにいたしました。