書名: |
木炭車の時代 −土佐・須崎の青春− |
著(訳)者: |
しまんと ひろし |
発行社(者): |
黒潮出版 |
印刷所名: |
サンライズ出版 |
サイズ: |
四六判 |
ページ数: |
140 |
発行年月: |
2024(令和6)年08月05日 |
分類: |
(03) 文芸=小説部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1800円 |
<内容紹介>
太平洋戦争直前の1940年頃から朝鮮戦争が始まった1950年まで、日本の物流の末端を支えたのは、木炭を中心とした薪炭燃料車でした。日本中でおよそ5万台といわれるトラックのほとんどの燃料が、薪炭で賄われていた時代が確かにあったにもかかわらず、その実態はまったく伝わっていません。高知県の地方都市である須崎で、戦後の青春時代を過ごしたトラック運転手助手の視点からその時代の息吹を伝えます。その助手が運んでいたのは、四国西部の有力な酒蔵であった司牡丹の酒が主な積荷でした。四国西部の各地の酒蔵から酒を運んだエピソードと共に、木炭車が活躍した末期の時代を背景に、戦後に青春を過ごした若者たちの姿をお届けします。その時代のリアルな土佐弁で表現しています。