書名: |
現代語訳 往生要集絵相の略解 |
著(訳)者: |
菅原義生 |
発行社(者): |
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印刷所名: |
サンライズ出版 |
サイズ: |
A5 |
ページ数: |
194 |
発行年月: |
2024(令和6)年12月10日 |
分類: |
(01)地域文化部門 |
定価(本体): |
非売品 |
<内容紹介>
往生要集の著者である源信が、当時の宮廷画家の巨勢金岡に描かせた地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天の六道の世界と念仏利益についての掛軸の解説書である。
十五幅の掛軸には、衆生が輪廻する六道の苦しみの世界が描かれている。とくに地獄と人間の世界は詳細に解説されてある。地獄には八つの大地獄があるが、このうちの等活、黒縄、衆合地獄と最下層にある無間地獄の苦しみについて解説されてある。人間の世界については、人間は不浄であり、生老病死や愛別離苦などの苦しみがあり、すべての人は無常から逃れられない苦しみについて解説されている。最後に念仏利益については二つの説話を用いて、何も考えずに素直に受け容れて称名念仏を実践する大切さが解説されている。