書名: |
私の中の少年を探しに ある「農学者」が回想する昭和平成 |
著(訳)者: |
北野 収 |
発行社(者): |
デザインエッグ社 |
印刷所名: |
同上(オンデマンド) |
サイズ: |
A5 |
ページ数: |
308 |
発行年月: |
2024(令和6)年05月20日 |
分類: |
(04) 文芸=エッセイ部門 |
定価(本体): |
定価(本体)2772円 |
<内容紹介>
<趣旨>
誰でも、男女を問わず、何歳になっても、自分の中に少年少女のような感性を持ち続けています。少年とは昔の自分のことでありつつも、現在の私たちの中にある「少年」のことでもあります。職業人としての終盤を迎え、過去から現在に至る様々な時空の中にいる「少年」を掘り起こして、詩を書くように文章を綴りたい、そういう衝動にかられました。「今は喪失したけれども、かつて「あそこ」に確実にあった何か」「父親、家族・親戚、交友関係と30~40年後の人間形成とのつながり」「多(他)文化、自然・生命への慈しみ」の3つのモチーフを手がかりとして、「少年探しの旅」の随筆集として編み上げました。
<目次>
プロローグ/遠い日の記憶/たべもの/いのち/国鉄があったころ/宮仕えのころ/留学/メキシコ/音楽/消えたもの、変わりゆくもの/あこがれ/まなび/父の思い出/私について/あとがき
<裏表紙の文章から>
平凡な人間の平凡な日々の中にも、少し角度を変えてみると、映画や小説の一場面のようにキラリと輝く一瞬があります。それが誰の人生であっても、人生は詩であり物語なのだ、口に出してはいわないけれども、心の隅でそう思っています。だとすれば、元官僚の大学教師で自称「国際農学者」という、皆さまとは無縁な存在である私の「少年」探しの旅との共体験が、皆さまにとって、せわしない日々の生活の一服の清涼剤になるかもしれないと考えました。