Book No.15340
書名: 大阪市立大学同級生が見た連合赤軍 森恒夫の実像
著(訳)者: 伊福 達彦
発行社(者): 特定非営利活動法人働く者のメンタルヘルス相談室
印刷所名: オリンピア印刷株式会社
サイズ: A5
ページ数: 142
発行年月: 2025(令和7)年09月02日
分類: (06)研究・評論部門
定価(本体): 定価(本体)1500円
<内容紹介>
1960ー70年初頭の日本の社会運動を大阪市立大学の学生運動を軸に実証的に記録し後世に伝える。 敗戦で焦土となった日本、戦争に負けた悔しさ、つらい戦争の体験がバネになり、不眠不休で働いた。1965年のNHKの調査ではこれから社会はよくなると答えた人は51.8%悪くなると答えた人は6.9%であった。変わらないは25%。 1968年には世界第2位の経済大国になった。過労死と公害の急増にもかかわらず希望を抱ける時代であった。
 1963年の大阪市立大学学生自治会の最大の争点は、ソ連核実験に対する態度についてであった。貧しいながらも生活が成り立てば、政治を話題にできた。 そんな時代があったのだ。戦後80年。戦争を体験した人はほとんどなくなった。原爆被害者の語り部も少なくなった。それどころか1960年代の記憶と記録も失われつつある。1960年代の学生運動、正の記録と70年代初頭の連合赤軍事件の負の記録。どちらも記憶と記録を残さなければならない。社会の片隅に記憶と記録を残す場があれば、必ず誰かがそれを生かしてくれるであろう。

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