午前11時からは、このフェスティバルお馴染みの「著者交流会」がスタート。あらかじめ意見発表を申し出ていた著者や飛び入りの発表希望者が次々に登場し、自分の著書やその出版の経緯、テーマ、内容などについて熱のこもったスピーチを披露しました。
午後2時からは、「満足できる自費出版――読者に届く本づくり」をテーマに公開座談会が行われました。この座談会は、自費出版ネットワークと自費出版フォーラムとの初の共同企画として行われたもので、参加者は、岩根順子(サイライズ出版)、喜田りえ子(ひかり工房、片桐 努(夢工房)、小島 岬(リーブ企画)の皆さん。司会は自費出版フォーラム代表の神門武弘さんでした。
今年度に認定された自費出版>アドバイザーは12名。この日出席の10名が中山代表より認定書を授与されました。写真は最後の記念撮影です。
日本自費出版文化賞は、社団法人日本グラフィックサービス工業会主催・日本自費出版ネットワーク主管で開催されています。主催者を代表してあいさつした日本グラフィックサービス工業会の小林副会長が「自費出版を担ってきた業界として自負と誇りをもっている」と述べました。
表彰式では、最初に、この日出席した入選者の方々を表彰。続いて、奨励賞の『坊門の局と白拍子亀菊-二人の後鳥羽院侍女』の綱田紀美子さん。同じく奨励賞の『孤高の才人五老井許六>』の石川 柊さん。 地域文化部門賞の『ふるさとの川城原川-ダムに拠らない治水を探る』の佐藤悦子さん。個人誌部門賞の『父を捜して』の守口綾女さん。文芸A部門賞の『アタマコトバの7・5調』の秋沢晴光さん。文芸B部門賞の『梟のいる場所』の なかおか昌太さん。研究・評論部門賞の『 海軍の「坊つちやん」太田三次郎』の秦 達之さん。グラフィック部門賞の『四季町田Ⅱ里山 谷戸』の宇納 敏さん。最後に、 大賞の『幸福の瞬間-アジアを生きる子どもたち』の佐藤完兒郎さんの順に表彰が行われました。
恒例の写真撮影で、受賞者の皆さん。
場所を移しての記念パーティ。後援の朝日新聞の江上博隆さん、協賛企業の富士フイルムグラフィックシステムズの辻重紀さんや受賞者の皆さんの楽しいお話がうかがえました。