第15回日本自費出版文化賞表彰式・日本自費出版フェスティバルは、「自費出版の著者と製作・流通を担う者のふれあいの場」であるとともに「自費出版文化賞を盛り上げ、発展させることを自費出版文化の活性化につなげよう」ということが大きなコンセプトのもとの開催となりました。
当日は晴天に恵まれ、約150名の参加者で会場は満員になり、例年どおりの熱気に包まれました。午後12時半から、今回の第15回日本自費出版文化賞の入賞作品、入選作品さらに一次選考通過作品の展示やこの賞の歴代大賞作品の展示紹介が行われました。さらに加えてアドバイザー有志による「自費出版相談コーナー」なども設けられました。午後2時からの受賞式典(表彰式)の中では、いまや恒例になった自費出版文化賞の入賞者(大賞、部門賞、特別賞)各氏による特別スピーチが行われました。(表彰式、著者スピーチは今後、映像でも掲載予定です)。
午後1時から2時までは自費出版文化賞の展示コーナー、相談コーナーが中心です。文化賞では、今年の入選・入賞作品はもちろんのこと、過去の歴代大賞作品も展示されました。
午後2時からは第15回日本自費出版文化賞・表彰式の記念式典が行われました。
この日本自費出版文化賞は、社団法人日本グラフィックサービス工業会主催・日本自費出版ネットワーク主管で開催されています。主催者を代表してあいさつした日本グラフィックサービス工業会の吉岡新会長は「表彰を受ける皆さん、本当におめでとうございます。今回も772点の応募のなかで、入選、受賞された方々への表彰を行わせていただけることは大変な喜びです。自分の本を作る自費出版は人生のあかしです。これからも2冊目、3冊目の本を書いて、充実した人生にしていただきたい。私たちもさらに自費出版文化に貢献できるようがんばります」と述べました。続いて、この文化賞の協賛会社各社を代表して、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社の営業部長の佐藤恵祐氏があいさつに立ち「当社はその製品を通じて、日本の印刷・出版産業のお役に立っています。今年もこの自費出版文化賞を支援することで、出版文化の興隆に貢献できることは大変うれしいことです」とお祝いの言葉を述べました。また、後援団体を代表して朝日新聞社CSR推進部の中村明子氏も「朝日新聞の社会貢献事業として応援しています。この文化賞を永く続けていくために今後とも協力をしていきたい」とあいさつしました。
表彰式では、最初に、自費出版アドバイザーの認定書授与式が行われ、今回新たに認定された方々に自費出版ネットワークの中山代表理事より認定証が授与されました。
自費出版文化賞の表彰に先立ち 今回の入選・入賞作品について、最終審査委員会を代表して、中山委員より、審査の感想、各入賞昨品に対する講評を含めたあいさつが行なわれました。中山委員は、自分と自費出版文化賞、自費出版ネットワークとの関係などにも触れながら、受賞者へのお祝いの言葉を述べました。
表彰式では、最初に、この日出席した入選者の方々をひとりずつ順に表彰。続いて入賞作品の表彰が行わ、協賛会社代表や日本グラフィックサービス工業会吉岡会長から表彰状が手渡されました。
すべての表彰が終了したあと、入賞された特別賞、各部門賞、大賞の入賞者の方々により、一人ずつ、入賞作品の思いや今回の受賞についての感想などのスピーチが披露されました。今年も受賞者それぞれの人柄と誠実さのあふれるお話が続きました。15回となるとこの自費出版文化賞の広がりの大きさが感じられ、受賞した方々の喜びの深さも感じられるようでした。
最後に、写真撮影が行われ、式典は終了しました。
場所を移しての記念パーティ。来賓や参加者、受賞者の皆さんの楽しいお話がうかがえました。今回は大賞受賞者の河合さんが専門である手品(のマジック)を披露され、喝采を浴びました。