書名: |
地吹雪と輪転機 A newspaperwoman |
著(訳)者: |
森澤真理 |
発行社(者): |
六花書林 |
印刷所名: |
相良製版印刷 |
サイズ: |
四六判 |
ページ数: |
169 |
発行年月: |
2025(令和7)年02月08日 |
分類: |
(05) 文芸=詩歌部門 |
定価(本体): |
定価(本体)2200円 |
<内容紹介>
かつて「裏日本」と呼ばれた新潟に根ざす地方紙、新潟日報社に入社して、40年以上の月日が流れた。女性記者としては、男女雇用機会均等法施行前に入社した数少ない世代になる。マスコミ業界では、男性が圧倒的な多数派という状況が長く続いてきた。ささやかではあるが、私たちのような存在がいたことを短歌という形式で残したいと考えた。
本書にはこの20年、仕事の傍ら詠んできた350首余りの短歌を収録した。タイトルの「地吹雪」は厳しい冬の情景、「輪転機」は新聞社のシンボル。雨の日も吹雪の日も輪転機を回し続けた先人へのリスペクトを込めた。性別や国籍、年齢…世界には多くの壁が存在するが、私たちには言葉がある。言葉の力で壁を乗り越えられると、信じたい。
・打ちつけの吹雪の港あかあかと灯ともし島は新聞を待つ
・河越えて中国領に入りしときラジオは歌を掬いぬImagine…