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(01)地域文化
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(04)研究・評論
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検索結果:8498件(7771〜7800件を表示)
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書名:
事件捜査のこぼれ話
[(728) 00764](ID:730)
著(訳)者:
菊地興安
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
この著書は、数多くの体験のなかから主として刑事関係の三十六編を取り上げ、その概要、問題点、私見的総括などの形でまとめられたもので、私が関与した事件も入っております。<br>面白く、分かりやすい文章のなかに、捜査活動を取り巻く環境の問題点なども取り上げ、さらに弱者への温かい心くばりなども感じ取ることができます。<br>警察は、世の中の喜怒哀楽をつぶさに見せつけられる表窓であり、裏窓でもあります。<br>次々と取り扱う、さまざまな人の「生き方」は、多様な人生観の存在や価値観...
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書名:
おふくろさん
[(727) 00763](ID:729)
著(訳)者:
佐野恒夫
分類:
(05)グラフィック部門
内容紹介:
明治・大正・昭和を駆け抜けた母が初秋の昼下がり、自室のぬれ縁から足を滑らせたのが引き金となり急坂を転げ落ちるように翌年の晩春、91歳で不帰の客となった。<br>それまでは、血圧は高かったが健康そのものでマメに体を動かす、早寝・早起き、粗食で好き嫌いもなく何でも食べ、誰とでも気軽に接するなど年齢を感じさせず、「もったいない」が口癖で物を大切にする母だった。また父が交通事故・老衰の際の献身的な介護は頭の下がる思いだった。<br>母が天寿を全うできたのは、偏に多くの方々の優し...
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書名:
山梨の県民性(改訂版)
[(726) 00762](ID:728)
著(訳)者:
内藤朋芳
分類:
(01)地域文化部門
内容紹介:
「地方の時代」という言葉がよく使われる。従来の中央中心の政治や経済、文化に対し、地方の特色や活力に目をむけ、新しい時代を探ろうというキャッチフレーズである。そこには高度成長期が一段落し、人々は自分の住む社会、環境、そして暮らし方に、今までとは違った充実感を求めているという時代背景がある。「地方」は新しい視点で捉えられようとしている。<br>こうした背景のもとに、山梨県人とはなにか、山梨の県民性とはなにかを考えてみることは、地域社会の今後の在り方を考える上で、それなりに意...
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書名:
小樽の街で
[(725) 00761](ID:727)
著(訳)者:
捧 良二三
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
見られるとおり、捧二郎は牛島中将自決より2週間早く、二・五キロメートルの地点で戦死した。除籍謄本に記載されている如く、時刻不詳である。だがこれだけは知りたいと思う。米軍に追いつめられ、洞窟に逃げ込むのは止むを得ないことであろう。しかし、そこへ市民が非難してきたとき銃剣で追いはらわなかったか。あるいは、子供が泣いたとき、その息の根を止めることを強要しなかったか。激戦の地沖縄において、散華した兵士の遺族として、兵士以上にご苦労をされた沖縄県民のみなさんに対し、深い同情と、心...
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書名:
パリの空の下、六段の調べは流る
[(724) 00760](ID:726)
著(訳)者:
二宮真弓
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
パリで弾いたインチキ「六段の調べ」<br>水蓮亭のマンタロー<br>玉川学園の思い出<br>木曽川べりの福沢桃介と貞奴<br>ワーズワースの鳩小屋にて<br>作曲家ラベェルの生家で(他)
書名:
留萌沖の悲劇
[(723) 00759](ID:725)
著(訳)者:
捧 良二三
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
太平洋戦争における日本の敗戦から、一週間後の一九四五年八月二十二日早暁、樺太住民の緊急疎開の任務についていた三隻の疎開船は、非戦闘員の婦女子ばかりを、デッキにまで満載し北緯四五度を越え、一路、小樽港を目指して船足を急いでいた。海上は前夜来の雨もやみ、北西の風は吹いていたが、波も三メートル、まずまずの状態を保っていた。<br>そのとき、正確には八月二十二日四時二十二分。それまで波立っていた海面が、さらに大きな波が起きたと思う間もなく、潜水艦が浮上してきた。そして無防備の疎...
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書名:
天に架かる川
[(722) 00758](ID:724)
著(訳)者:
柘植由紀美
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
『天に架かる川』は、52歳で世を去った実母が書き残した17年間の日記を素材にした長編小説。貧しい農村で生き通した一人の女性の生活記録の重みを、現在を生きる同じ女性の立場で再構築したフィクションだが、1970年代の世情と時代が活写されていて、時代の哀しみを背負って生きる女性の普遍的状況に納得させられる。(中日新聞)<br>高度成長期の波に揺れ動いた山あいの農村で、複雑な家族関係と厳しい日々の暮らしにもまれながら、わずかばかりの幸せを願い生きる女性が主人公。本文中に記された...
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書名:
文化とは何か
[(721) 00757](ID:723)
著(訳)者:
笹口 健
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
文化とは芸術、文学などの狭い分野だけでなく、快適さを追求する人間の全ての思考、行動様式を指す概念でもあります。日常生活の快適さを追求するために、人間は知恵を最大限に活用してきました。しかし、美醜の判断をする感性と、長期的・理論的思考を司る知性の発達は不十分で、その三要素のアンバランスが文化にゆがみをもたらしています。<br>本書では、文化を形成する知恵、感性、知性さらには品性などの要素を分析すると共に、特に知恵を働かせる際に攻撃性や支配欲が過多になりがちな男性中心社会が...
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書名:
敦盛、魔界に舞う
[(720) 00756](ID:722)
著(訳)者:
阿部匡廣
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
『能の世界を舞台に哀切に描く、死してなお断ち切れぬ愛の悲劇』<br>死して亡霊となった兄と、その死せる魂を魅了してやまぬ弟……。死生の狭間に、いま滅びの愛は甦る。<br>旧盆に賑わう足ノ湖畔の夜、炎ゆらめく薪能の舞台を突如として襲う魔性の霧。その戦慄の白い闇に閃く刃が断ち切りしものは……?
書名:
歌集 峠ふたたび
[(719) 00755](ID:721)
著(訳)者:
鯉沼龍雄
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
ともし消す窓に紺深く富士痩せて如月の風塵を駆ける<br>閉ざしたる障子に迫る夜の富士白きへだてに向かいて眠る<br>雪けむり富士の山肌を立ちのぼりあしたの光とどきはじめつ
書名:
栗和実詩集 透析の君に
[(718) 00754](ID:720)
著(訳)者:
栗和 実
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
吐しゃと共に吐き出された入歯/立ち上がる意識/ほんの少しの違いで追いついてしまった足音。<br>意欲をなくして頭をどこかに忘れてきた宇宙人さながら/あるいは瀕死の砕ける波頭<br>あなたは今日も病院の血のときめき/見える鼓動の林の中に自身の臓器の接続を/そこにだけ あなたの臓器は存在しつづける<br>(本文「透析の君に」より)
書名:
文明の構造と諸問題
[(717) 00731](ID:719)
著(訳)者:
宮原一武
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
文明は「言語と通貨」によって形成されるとする仮説により、都市、国家、さらに文明が移転して地球文明を形成していくことを論じる。その場合、国際語と国際通貨が重要であり、米ドル体制を改革していく具体策を提案する。<br>さらに環境問題は、文明が生み出したものであることを論じ、持続可能な文明、生き残っていける文明とはどのようなものであったらよいかを具体的に提示する。たとえば「男支配型文明から女主導型文明へ」など。
書名:
おとぎ創詩「はなさか」
[(716) 00730](ID:718)
著(訳)者:
永井ますみ
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
おとぎ話の後日談的な展開や、それの換骨奪胎で新しい一つの世界を作っています。おとぎ話を土台にしているからという訳ではありませんが、挿絵を絵本作家「玉井詞」さんに描いて頂きました。話の筋につかず離れずの難しい技を楽しんで頂けると思います。<br>「山の街から」というホームページも持っています。ご注文の折は「Eメール」で住所氏名をお知らせ下さい。折り返し「はなさか」と支払い方法をお送りします。<br>現代のおとぎの世界で、ひととき、お迷い下さい。私と共に。
書名:
有明海
[(715) 00729](ID:717)
著(訳)者:
高木正人
分類:
(01)地域文化部門
内容紹介:
科学の光は広く世界を照らしているが、われらの脚下には、その光が今もって到達していない真の暗黒世界が、人類にここまでおいでとあざけ笑うごとく魔の手を広げている。<br>ややもすると、私達は自然を軽んじ、自然を忘れがちになってくるすらある。日常生活の身近な中に食膳にでる魚の名前すら知らないで、ただ口にするだけである。<br>私は魚を食べるとき、万難をおかしてとった猟師の苦労に対して頭が下がる。そして魚に対してもありがたい気持ちを忘れてはならないと思う。私たちはもっと有明海を...
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書名:
沙羅双樹─平家姫君達の鎮魂歌
[(714) 00728](ID:716)
著(訳)者:
大平智也
分類:
(01)地域文化部門
内容紹介:
平家最後の勇将平知盛の妻、治部卿局こと藤原雅子の波乱万丈の生涯を追い、随所に落日の平家と運命を共にした誇り高き平家ゆかりの姫君達の禍福、哀歓を交えました。<br>八島の合戦において、知盛と雅子は陸と海に生き別れ、再び相見えることはありませんでした。知盛は安徳帝を奉じて辛苦の山獄逃避行の後土佐横倉山に永住しました。雅子は4人の息子をすべて失いましたが、乳母として守貞親王を養育し奉り、親王が太上天皇になられると側近にあって補佐しました。<br>奇しくも、夫知盛は高倉天皇第一...
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書名:
名工 左甚五郎(その一門)伝説と真実
[(713) 00727](ID:715)
著(訳)者:
見學 稔
分類:
(01)地域文化部門
内容紹介:
名工 左甚五郎(本名 岸上甚五郎左義信)の祖先は壬申の乱(西暦672年)の前年、当地貝塚三ツ松に来て定住し、その子孫は飛鳥~明治時代に至る迄、我が国の有名社寺建築にたづさわった業績について、今迄にわかったかぎりのことを、この一冊の本にまとめたものであります。
書名:
ポリフォニー・女たちの旅
[(712) 00726](ID:714)
著(訳)者:
柘植由紀美
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
1988年、女たちのニッポン・ダッシュの夏が始まった。1ヶ月にわたるヨーロッパの旅を通して現在を生きる女性の自立と共同、愛の問題を考えた意欲作。夫と別居して5年が経とうとしている40歳の保志素子。36歳独身、定職を持たない加谷純子。49歳独身、高校教師の大原幸子。三人とも至って軽装で、自分の肩で担える重さのリュックサック一つという出立ちは、この旅を主導した保志素子のニッポン・ダッシュ願望が、加谷純子にも大原幸子にも相乗作用を引き起こしたことの表れだった。<br>自分の足...
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書名:
Studies on First Peter
[(711) 00725](ID:713)
著(訳)者:
島田和人
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
拙著Studies on First Peterは、日本聖書学研究所の欧文紀要(The Annual of Japanese Biblical Institute)にこれまでに掲載された第一ペテロ(=新約聖書に含まれる27文書の一つ)についての論文5編に、第一ペテロのギリシア語本文の完全な用語索引(コンコーダンス)を付録として付けたものです。論文5編には、必要な訂正・補足を行いました。<br>拙著は、第一ペテロについての個人の論文集としては、世界で初めてであります。また...
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書名:
マレイの風
[(710) 00724](ID:712)
著(訳)者:
加藤 誠
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
3年間のマレーシアでの生活とクアラルンプール日本人学校での体験をこの1冊に凝縮。カラーページで動物、果物、建物、行事等を紹介。市販の一般書籍には載っていない内容ばかり。特に、国際理解教育や海外の日本人学校に興味のある人には、お薦めの1冊だと思います。
書名:
わ(ぼく)の青森ひばの国木工修行
[(709) 00723](ID:711)
著(訳)者:
波多野達二
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
10年間の教師生活にピリオドを打ち、山仕事と木工をはじめた僕は、ひょんなことから青森ひばの国に木工の研修に・・・・・。<br>そこには、心優しくめちゃくちゃおもしろいおあにいさん、おあねえさんが僕をまっていたのだった・・・・・。
書名:
スラバヤ1997年 マイペース異文化交流記
[(708) 00722](ID:710)
著(訳)者:
竹之内敬次
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
ビジネスマン時代に覚えた英語を生かし定年退職後インドネシア国スラバヤの大学でボランティア日本語教師を1学年務めた記録。<br>イスラム教徒の英語教授宅に下宿。クーラーなし、トイレに紙なし、風呂の湯なし。開発途上国の貧富格差、スハルト体制最後の総選挙、資源大国のシンプルライフ、辛い食事、のんびり優しい人たちとの出あいだった。<br>日本でなくなりつつある親子関係や、現世利益のない信仰にふれ、第二の人生への頭の切替となった。簡潔な文体で同世代の多くに元気を吹きこんでいる。
書名:
サッカーの祖先はラグビーだった
[(707) 00721](ID:709)
著(訳)者:
星野繁一・高木應光
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
ずばり、タイトル通りが歴史であるが、現在我国では大いなる誤解がはびこっている。<br>ラグビーの強い選手たちでも80%が、また専門家の人たちも多々、「ラグビーはサッカーから生まれた」と信じている。この誤解を是非とも正しくしたいと思い執筆し、出版した。日本ラグビー協会がこの様な誤解を解くよう積極的に広報活動すべきだろうが、その動きもほとんど見えない。ラグビーを愛する者として止むに止まれず、出版に至ったのである。
書名:
牛馬のいた風景
[(706) 00720](ID:708)
著(訳)者:
辻井善彌
分類:
(01)地域文化部門
内容紹介:
三浦半島には明治の初めのころ牛馬ともに約千頭がいた。昔は三浦一族の拠点として兵馬の影響が大きかったのだろうが、近代では三浦半島の農業や交通面で牛馬は活躍した。忘れられた牛馬の姿を追い、人々とのかかわりや地域文化についてふれる。
書名:
ときどき旅びと
[(705) 00719](ID:707)
著(訳)者:
澤村 裕
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
堅い職業でも屈指の経理に従事していた著者が、在職中に書き溜めた内容を基に一冊にまとめたものである。そのコンセプトは―非日常を求める―ことにある。<br>本書「ときどき旅びと」は、堅い職業でも屈指の経理に従事していた著者が、在職中に書き溜めた内容を基に一冊にまとめたものである。そのコンセプトは―非日常を求める―ことにある。<br>こだわりの食への追求、意外性を求める旅への情熱、友達との交友話など、仕事の影を片鱗も見せていない。専門分野の書を数冊も著すほど仕事に傾注しながら...
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書名:
榎折歟で歌えDNA
[(704) 00718](ID:706)
著(訳)者:
鈴木紘一
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
著者は内科開業医。しかし、本の内容はとくに医学とは関係はない。以下に目次で示すように多分に文芸的でかつ多岐に渡る内容になっている。<br>目次 ひげのたわごと 様々なる死 入エジプト記 わが友モ-ツァルト 思索 時世に思う<br>これらの中にそれぞれ数編のエッセイを含んでいる。「ひげのたわごと」は軽いエッセイであるが、以下、著者の思い入れが深くなり,新浪漫主義的色彩が濃いと言えようか。「様々なる死」は三島由紀夫とヘミングウェイ等の死についての考察である。その他、著者の...
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書名:
私の足跡45年
[(703) 00717](ID:705)
著(訳)者:
小林洋平
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
山の入門書や案内書は数多く出版されているが、この種の本は異色といえるのではないだろうか。<br>基本的には全て筆者の経験にもとづいて書かれたものだが、私達のとっくに忘れてしまったような細かいことまで、丹念に注意を呼び起こしているのに敬服する。それは筆者の述べているように四十年以上も書き溜めたノートのお陰であろう。<br>中高年の人も含めて、山の入門書に不足している登山の心がまえがある。<br>(日本山岳会関西支部長 阿部和幸氏「序文」より)
書名:
少年は遺跡に行った
[(702) 00716](ID:704)
著(訳)者:
高山 修
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
終戦は小学三年生。ひどい時代に育った。食物事情は、現在と較べたら、話にならない落差がある。まして外国に行くなんて夢にも思いつかない時代であった。<br>子供の時から外国地図を眺めるのが好きであった。貧弱な地図ではあったが、国々の大きな都市くらいは載っていた。「アンカラ」なんて面白い町もあるんだ。蹴飛ばして遊ぶ空缶「カンカラ」と同じだ。この程度の認識の仕方で地図を眺めていた。<br>地図の上でしか行けない場所だと思っていた所に、実際に自分の足で立った時は、まさに感激。夢の...
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書名:
花筐
[(701) 00715](ID:703)
著(訳)者:
石原澄子
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
本作品集『花筐』の作者石原澄子は、平成九年十月二日、急性心不全により永眠した。<br>作者は、十三歳の夏、広島の山中高女時代、爆心地より一・八キロの動員先工場で被爆、級友の多くを失い、作者自身も外傷・火傷こそ免れたが、放射能被爆による顕著な症状(脱毛・紫斑・白血球異常など)を呈した。その後、転地療養等で奇蹟的に健康を回復した作者は、広島県立女専(現広島女子大)在学中、詩・小説に手を染め、昭和二十七年、文芸誌『広島文学』に掲載された小説「見知られぬ旅」(ペンネーム稲田美穂...
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書名:
「沈める寺」への誘い
[(700) 00714](ID:702)
著(訳)者:
島松和正
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
まだ薄暗い朝、靄のかかった海を見ていると、気のせいだろうか徐々に大海原が盛り上がってくるような感じがして、思わず後ずさりする。<br>と、まず寺院の尖塔が波間に見えたかと思うと次第に寺院全体がその巨大な姿をあらわし、最後にはその寺院を中心とした広大な、苔むした古い町全体が海の水を滴らせながら浮かび上がってくる。<br>どうだろう、一日こんな夢想が習慣となってしまった者に、その呪縛から逃れる術はあるのだろうか---。<br>音楽がはじまるとき、伝説の町が浮上する・・・・・...
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書名:
紙の虹
[(699) 00713](ID:701)
著(訳)者:
高取 武
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
戦後の新聞および平版カラー印刷方式を変えた中部日本新聞社の男たちの苦闘と歴史、加藤登一と仲間たちのカラー印刷への道程を描く。(「前書き」より)<br>二十五年四月二十一日川崎市中原区新丸子東三丁目、東京機械制作所玉川製造所に集まった、日本の各新聞社工務局長、通産省、印刷会社など百余名の人々は、日本の新聞、印刷界を背負う朝日岡部印刷局長、丹羽工務部長、毎日斎藤工務局次長、読売加地技術部長といった、顔ぶれであった。<br>「加藤登一局長に見せたかった」<br>本多鶴明はそっ...
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