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検索結果:8495件(7951〜7980件を表示)
[(545) 00553](ID:547)
著(訳)者:
的場信輝
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
妻が逝ってもう一年が経過した。 何という日々の過ぎゆきのあわただしいことであろうか。私の心の中では、まだ妻は生きているのに、もう一周忌が来てしまった。 わが家に帰らまほしや凍て晴れの霜枯れし庭顕ちては消ゆる体が動けなくなってから、妻はしきりと家に帰りたがった。そして、「このままでいいから連れて行って……」と、私を困らせた。命終わろうとする頃作ったこの歌を見ると、妻のその頃のしぐさや、心情がよみがえって、たまらなくなるのである。病院から妻が遺体で帰った時、庭の隅のまんさく... 続きを見る
[(544) 00552](ID:546)
著(訳)者:
石﨑睦夫
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
二人以上の人間が何らかの関わりを持ちながら生きていかねばならないのが、「生きる」という事なら、その相手と、どのように対応するかが、問題となる。 このような、他人との関わりあっての生活では、直接目に見えるものと、見たいと思っても決してみる事の出来ないものとがある。 人間の行為を考えてみよう。その行為の事実や結果は、はっきりと見ることができる。だか゛、その行為を引き起こした原因ともいうべき、考えや感情、思いなどという心の内面は、決して見ることはできないわけである。 だからこ... 続きを見る
[(543) 00551](ID:545)
著(訳)者:
日下利春
分類:
(01)地域文化部門
内容紹介:
第二十五章「楠氏と南原繁先生の家計」(本文の162ページ~5行目~8行目)とにかく徳川時代にずっと「楠の姓」を名乗っている事実から考えて、それには何か由緒があったろと想像される。(166ページ下段7行目~9行目まで)母は折々右の図面を取り出したり、或は石垣のことなどに依って家の歴史を物語り、将来は勉強して立派に祖先の跡(楠家)を再建するようにと訓えるのであった。(167ページ下段14行目~168ページ1行目まで)彼が注目されたのは、昭和二十五年日本が全面講和か単独講和か... 続きを見る
[(542) 00550](ID:544)
著(訳)者:
鈴木恭一
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
ルッシィ・M・ララさんは、各テーマごとに歴史上の著名なリーダーの具体例、言動などをふんだんに紹介、また引用されつつ説得力ある論旨の展開をされておられます。当然のことながら、リーダーとしての基本的なあるべき姿という観点からは、本書の佐藤一斎の語録、考え方と符号する点は多々あります。たとえば、「思いやり。…(仁)」「良心に忠実であれ。…(自ら欺かず)」「目的意識が人生に新しい意味合いを生む。…(立志)」「行動における非利己性。…(私心を挟まない)」「誠実さは、言葉にではなく... 続きを見る
[(541) 00549](ID:543)
著(訳)者:
江尻美也子
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
日本の中にいて考える日本像と、外から見た日本は全く違うということに、衝撃を受けたことと、研究者の妻として海外に住み、また国内でも数え切れない程多くの外国人研究者を自宅に招いて、恐らく誰も経験したことのない事柄を、多くの人々に伝えたいという気持からこの本を出版しました。刺激的で異常な表現方法だけが受け入れられがちな日本社会にあって、淡々と、しかも普通である、平凡であることが大切であり、同時に弱いもの、はかないものの美しさも感じていただけたらと思います。
[(540) 00548](ID:542)
著(訳)者:
橋本喜久
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
筆者は恵まれた時代と環境に生きてきた幸運と幸福を噛み締めながらも、それ以上に人生の先達として教えを受けた多くの先輩、朋友のことが忘れられない。これらの先輩、朋友なしには筆者の今日がないことは勿論、この本もなかったろう。その点から筆者の経験から想像される、企業社会の在りざまを書き留めるのも何らかの意味を持ちうるのではないかと考え、ここに取り纏め、「企業社会の裏窓」から見る寸劇集として刊行することとした。これらの記述の内容がこれから企業社会を生きる若い人たちに多少なりとも参... 続きを見る
[(539) 00547](ID:541)
著(訳)者:
水野スウ・中西万依
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
だけど、じゃあ赤ちゃんがいっぱいいる団地へ、とか、緑豊かな土地へ、とか、簡単に引っ越しなんてできないでしょ。そこで考えたこと。このコンクリートの箱に風あなを開けよう。週一回、この家を開放して誰でも来れるオープンハウスにしよう。わたしみたいに、昼間ひとりぼっちで子育てしてると思ってるお母さんたちが、子連れで来てくれる場、気楽におしゃべりできる場を作ろう。 ほんとうに単純な、ただそれだけの気持ちで、オープンハウス「紅茶の時間」は始まったのでした。娘が十一か月の時です。おそら... 続きを見る
[(538) 00546](ID:540)
著(訳)者:
伊東良一
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
自由人江藤凡太の青春と戦歴。深い戦傷、九死に一生を得て、故郷へ辿りつくまでを描く。「青春文学」10年余にわたった好評連載の700枚。
[(537) 00545](ID:539)
著(訳)者:
いわぶちめぐみ
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
幼い頃、だれもが持っていた想像の世界を、みずみずしい感性で描いた童話集。東北地方の方言で、かわいい子のことを「めんご」といいます。それでわたしは、自分の童話の練習帳に「めんご」という名をつけました。この本の中の作品は、それらから選んで改作したもの、つまり「めんごの木」になった小さな実なのです。
[(536) 00544](ID:538)
著(訳)者:
小牧久時(国際地球環境大学名誉総長・農博)
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
Ⅰ.世界各国の軍備全廃、Ⅱ.肉食と動物実験と殺虫剤の全廃、Ⅲ.野生動物の殺し合いの全廃、Ⅳ.全時空・全次元(全宇宙)の全ての知覚的存在の完全救済。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、は科学の課題。Ⅳはキリスト神学、佛教学の対話により「方法」を見出そう。キリスト神学によれば、再臨のキリストの祝福(サタンの血統から神の血統へ)が全世界におよぶことにより、無形実態世界をもふくむ全宇宙の完全救(全宇宙の復帰)が一挙に実現する。毎月,第3日曜、京大会館にて公開講座。国際地球環境大学(創立者ノーベル平和賞... 続きを見る
[(535) 00543](ID:537)
著(訳)者:
和栗秀一
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
本書の題名を「解剖学のかたち―総合解剖学への展望」としたが、そううたった理由を大げさに言えば、バラバラに分解している現代の解剖学に、統合への救済の道すじをつけてみたかったからである。生き物の身体を例にして説明すれば、丸ごとの状態は統合・調和の体系、切り刻まれた状態は分断・分科となる。西洋近代科学は分科を生み落としたが、統合には責任をもたないようである。滔々と流れる解剖学の歴史から、そのことはつぶさに学びとれる。(「序文」より)学問は、単独であるよりは、多くの分科系学科目... 続きを見る
[(534) 00542](ID:536)
著(訳)者:
和栗秀一
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
ぼくは、普段、本を著述したり、論文を書いたりしている。ぼくの専攻が家畜解剖学(獣医解剖学)だから、それに関連あるものである。家畜動物のからだ(身体)には、特別な思い入れがある。しかし、テキストというのは味気ないものだし、そこに直に書けないものもある。生き物のjからだや解剖学に関して気づかせたいこと、気づいて貰いたいことがある。(「まえがき」より) 「真実」からだは、すばらしい。地上にある生命体の象徴的存在である。からだは、幾つかの分野に分割でもしなければ、とれも説ける代... 続きを見る
[(533) 00541](ID:535)
著(訳)者:
葉山弥生
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
現地妻と娘を日本に置き去りにした連合国軍兵士。愛憎の果てに45歳で始めて父の国を訪ね、失った人間関係を取り戻していく父と娘の物語『遥かなるサザンクロス』。妻との間が冷えかたまった中年考古学者が、カイロで出合った若い女とシナイ半島を旅する表題作。それは己の内面への旅であると同時に、若い女にとっては自分探しの旅でもあった。壮大な自然を背景に、十戎の山の麓で性懲りもなく罪を犯す人間の弱さと再生を描いた。他に3編収録。
[(532) 00540](ID:534)
著(訳)者:
阿形いづみ(編者)阿形蓉子
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
1991年に幼稚園教諭をやめ、インターシップ生として渡米した著者が、その後4年間に家族に出した112通の手紙全部の書簡集である。当初、著者は9ヶ月間の渡米予定だったが、大学院への進学を決意、大学付属の英語クラス、大学院への仮入学、そして無事卒業。その後、地元の高校教師へと歩んでいく前向きな姿が生き生きと伝わってくる。現地で中古車を買ったり、通訳のアルバイトに挑戦したりといったエピソードをはじめ、ホストファミリーとの別れ、一人暮らしを始めたことなど、飾り立てた表現は一切な... 続きを見る
[(531) 00539](ID:533)
著(訳)者:
古川博巳
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
同名の著作書Ⅲ巻シリーズの第Ⅱ巻で、著者が1954年創設に係わった<軍人研究の会>での啓蒙・研究活動の中で、紙誌に執筆した評論を収集した一書。「アメリカ編」「アフリカ編」、映画評、書評なども扱った「雑評・雑事録」の3部から成る。近年の研究「日本人とアメリカ人黒人との出会い」は、あまり知られていない接点や交流を紹介。多くの口絵(16P)を収録しており、一研究者の「ひとすじ」な歩みの記録だけでなく、同会の代表者(現在は顧問)の手になる会の歴史の貴重な記録である。
[(530) 00538](ID:532)
著(訳)者:
古川博巳
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
Ⅲ巻から成る同名の著作署の第Ⅰ巻で、戦後50年を機に刊行。軍国主義の時代に育った著者が戦後、高校教員を振り出しに教育・研究分野で、どう生きたかを物語る自分史風エッセイ集。Ⅱ部では著者の恩師、同僚、アメリカ黒人詩人など影響を受けた故人の追悼文を収録。Ⅲ部には著・訳書評も含め教え子など他者による批評を収め、自己像の客観化を試みている。刊行予定の年に阪神大震災が襲い数名の教え子が犠牲になったこともあり、売り上げよえい義援金拠出に言及している。
[(529) 00537](ID:531)
著(訳)者:
垣田憲子
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
呆け老人をかかえるということは、兄妹の中でも一人。たまたま私たち夫婦は末っ子でしたが、姑と暮らす事になりました。20年の同居。そしてある日から、呆けの症状が出はじめた姑。身内からの非難こそあれ、「母をみてくれてありがとう」の言葉一つもらえない嫁。娘のグチとして母に吐露するしか、私のストレスは解消しなかったのです。そして次第に私は姑との同居を反面教師として受け入れることができるようになりました。やがて年寄りとしての仲間入りをする私自身の決意として「老い立ちの記」はあるのです。
[(528) 00536](ID:530)
著(訳)者:
若井 和
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
これに対して『心・身』ないし『物・心』はそれぞれ仮象に過ぎず、本来一如というのが東洋的原理であると考えられている。二元論は双頭の蛇であり虚構である。心(自我)と物といっても、そのような実体があるわけではない。心と物は、本来同一の実在の主観的側面と客観的側面を表すに過ぎない(これは本論の中心的命題である)。誤解を恐れず、あえて比喩的に言うと、ハンドルを中心とする運転部分とエンジンを中心とする推進部分のどちらが自動車であるかといっているようなものである。心と物を引き裂いて、... 続きを見る
書名:洛東夜話
[(527) 00535](ID:529)
著(訳)者:
遠藤雅一
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
八月の初旬、湖北のマキノに宿った。その夜、山かげに夕日と見まがうばかりに赤く大きな夕月が上がった。初めのうちはてっきり夕日だと思い込んで、じいーっと入り日への思いを込めて見守っていたら、逆上がりしてくる。昔、音戸の瀬戸を切り開く突貫工事の際、安芸守であった清盛は沈む日を扇で返したという。我が身にもそんな神通力があったのか、と一瞬この目を疑った。それはしかし夕月であった。山の端から姿を現し切った月は、加速がついたかのように、みるみる高く上がりつめてゆく・・・・・・。上がり... 続きを見る
[(526) 00534](ID:528)
著(訳)者:
高橋千鶴子
分類:
(05)グラフィック部門
内容紹介:
アジアの多様性にもとずいた敬慮な信仰生活の中にあって、仏教、ヒンズー教、イスラム教などの神仏の声をどこまで追求出来るかに的を絞った。俳句を人間採集の詩と心得、それは又写真の世界にも通じると信じた。
[(525) 00533](ID:527)
著(訳)者:
築 昭治
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
しかしヘ平穏日はそうは続かなかった。間もなくあの八月八日のソ連の対日宣戦布告。ソ満国境を越えて怒涛のように進撃。そしてあの満州在留邦人の悲惨な逃避行が始まったのである。彼は在学中であった事が幸いして、大連から早々に引き上げて来る事が出来た。私も入隊四ヶ月余で戦争が終わり、特攻隊への編入に至らないまま除隊となった。文字通り死の淵からの生還を果たしたのである。私たちの生きて来た時代は、何という時代だったのであろうか。私がやっと物心つき始めた四歳の時に満州事変、小学四年生の時... 続きを見る
[(524) 00532](ID:526)
著(訳)者:
堀田孝司
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
この小豆島に移り住んで50年になる。その間、この島の自然にふれ季節の巡りや人のくらしに出会うことの中から湧き出た思いを言葉に託しまとめたものが、この3冊の詩集である。この島の自然や人のくらしも年を重ねるにつれて変わってきている。さらに人工的に変えられていくだろう。それが現代のみちなのかもしれないが、変わるものの中にも、変わらないもの、変わってほしくない(失いたくない)ものは必ずあると思っている。そんな思いで、《わが田園交響曲》と名づけた。
[(523) 00531](ID:525)
著(訳)者:
大杉耕一
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
1066年の「ノルマンの征服」は、欧州史上画期的な出来事であった。イングランド王ハロルドとノルマンディ公ウィリアムの決戦に至る半世紀は、ゲルマン民族の大移動に端を発している欧州異民族間の激突を背景に、人間の風情や欲望と崇高な宗教的な要素が縦横に絡んだロマン溢れる一大叙事詩である。それは、また情報を適確に集め判断し、広報活動を展開して、巨大な夢のプロジェクトを実行した男の冷徹なビジネスの勝利でもあった。
[(522) 00530](ID:524)
著(訳)者:
真杉高之
分類:
(01)地域文化部門
内容紹介:
編集者からのひとこと大正時代に小学生だった私です。そして昭和末年に「喜寿」や「傘寿」を迎え、小学校時代の回想が、嬉しく心にしみるようになりました。同時に受け持ち教師から綴方雑誌を紹介され、ときたまこれに投書した記憶が鮮烈さを増しました。短絡じみますが、それが私の人生に深く余韻を残したと思います。(「お読みいただく方々へ」より)
[(521) 00529](ID:523)
著(訳)者:
松浦良江
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
今までの家系図では、家を継ぐ男性が中心で、女性について触れられることはあまりありませんでした。しかし、歴史を彩るのは男性だけではないはずです。女性の系統図をいままでの系統図からたどる事は非常に困難を伴いました。この系統図ではむしろ女性の存在が重きをなします。女性が歴史を産むのです。実際に娘が産んだ天皇の外祖父として権勢を誇った有力者の例が多くあります。女性の地位が高い時に文化も華開きます。平安の女流歌人達の華やかな才能継承も、この本では年代順の編集になっていますので、頁... 続きを見る
[(520) 00528](ID:522)
著(訳)者:
近藤  實
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
さりげなくここに薪積み忍者村江戸村があってひとを呼ぶ。時代劇さながらのセットがおもしろい。忍者屋敷というと、さりげなく積んである薪一つに、次の展開への興味がある。北国はまだ朝暗し蕗の薹(ふきのとう)春スキーにさそわれる。折角なので参加する。早朝の散歩で蕗の薹を見つける。まだ明けきらぬ朝の暗さの中の春の訪れである。
[(519) 00527](ID:521)
著(訳)者:
金光洋一郎
分類:
(04)研究・評論部門
内容紹介:
平和について基本的論文を書きたかったが、自分にもう時間が無いという思いに駆られ、今、自分の頭にあることを、とりあずメモの形で出した。論の中心はあらゆる生物の生きる意志を尊重することが平和倫理の基本であり、暴力で他の価値観を抹殺しようとする者は自分が抹殺されるのを拒む権利はない。多様の価値観の共存生活が平和の道。そして、裏付けのある信頼が平和社会の基礎。
書名:桜狩
[(518) 00526](ID:520)
著(訳)者:
切畑利章
分類:
(05)グラフィック部門
内容紹介:
一本の桜の木との出会いから十数年、春になると西走北上して、撮り集めた、桜の写真集です。青空をバックに満開の桜。そんな写真だけではない、桜花に秘められた輝きがこの写真集に表現されていれば、作者の本望です。桜花を求めて、今年の春も日本のどこかでカメラを構えています。
[(517) 00525](ID:519)
著(訳)者:
若井十月 他
分類:
(05)グラフィック部門
内容紹介:
二輪の世界グランプリライダー 若井伸之の写真集です。彼は、1993年5月1日、スペインで行われていたレースの予選中、飛び出した観客の命を助けて事故死しました。国境を越えて多くの人々に愛され未来を嘱望されていた。彼に、また会いたいという多くの人々の思いによって、この写真集が生まれました。彼が生きた記録という事だけでなく写真や彼の生前の言葉や人々の思いなどによる三次元的な若井伸之に心の中で再会する事が出来たらと思います。
[(516) 00524](ID:518)
著(訳)者:
安生直美
分類:
(03) 文芸部門
内容紹介:
森よりの風匂い来る帰り路の/腕に春の卵が重し石垣の少しの土に手を伸ぶる/さまに茎出でひめじをん咲く春の鳥森より翔ちぬ業平の/父なる皇子の古墳のさやぎ海霄れて木の間をヨットの過りゆき/水晶婚の五月来たりぬ

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