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検索結果:8498件(2461〜2490件を表示)
[(6038) 07911](ID:7596)
著(訳)者:
中山高安
分類:
 
内容紹介:
初日から二十キロ以上の歩きになるから朝早く出て、大宮で七時二十六分発の新幹線に乗ると軽井沢には八時十八分に着いて、待ち時間を入れても九時頃にはしなの鉄道信濃追分駅に着く。

駅を出てしなの鉄道沿いの道を歩くと、右側の視界が開けた所から赤い地肌の浅間山が見える。
その山の姿を写真に撮るため車や電線が入らないように工夫していると、同じ列車に乗っていた中年女性が後からきて、浅間山をバックに写真を撮って欲しいと言う。

そこからは彼女と一緒に、お喋りしながら歩くことに... 続きを見る
[(6037) 07910](ID:7595)
著(訳)者:
栗原康行
分類:
 
内容紹介:
自分は東京に生まれた割には東京のことを知らないでいた。東京の西部で育ったので、特に東の下町については知らないことが多かった。

その辺りの風景をじっと眺めていると、情報化社会といわれて久しい、いわゆる「東京の暮らし」とは少し違った、もう少し温もりのある風景があるように感じた。
[(6036) 07909](ID:7594)
著(訳)者:
太田恵次
分類:
 
内容紹介:
「そのとき、僕はなぜか、本当に、とっても爽快な気分になった。どうしてこんなに爽快なんだろうと思うくらいにさわやかな気分だった。/そして、車の窓からの景色は、いつか、ずっと前に失った色を取り戻していた街並みは以前に感じていたものより随分と小さく映った。/僕は、いま全ての事実をはっきりと認識できた気がした。そして、僕の周りで音を立てて崩れてしまっていた筈の風景は渦を巻きながら再び現れて、もとどおりになった。/色褪せていた筈の、周りの景色が鮮やかな色に染まり、無味乾燥な薄紫の... 続きを見る
[(6035) 07908](ID:7593)
著(訳)者:
安田春雄
分類:
 
内容紹介:
著者は、1922(大正11)年、鹿児島県生まれで、土地柄もあり、大自然の恵みと独立・自由な気風に囲まれて育ち、また、中学卒業後は、この時代でも、全国で唯一、全寮制度を採用し、古き時代の旧制高校の良き伝統を色濃く残していると伝えられていた旧制水戸高校(茨城県)に入学します。

まさにこうした戦前のスタンダードな教育を受けた最期の世代です。今は亡き旧制高校の雰囲気がよくわかります。

 Ⅰ 薩摩健児教育を支えた地理的歴史的背景
 Ⅱ 敬愛幼稚園での保育
 Ⅲ 男... 続きを見る
[(6034) 07907](ID:7592)
著(訳)者:
栗原康行
分類:
 
内容紹介:
この文章は僕が1988年の秋から1990年の夏にかけて、アメリカの大学に映画を専攻するために留学したときのことを中心に書いたものです。最初は大学時代の恩師かわなかのぶひろ先生にあてた書簡であったものを、先生の計らいで月刊イメージ・フォーラムに連載されるようになったものです。

当時のアメリカといえば不況の真っ只中で、逆に日本はバブル景気に沸き、円は一時一ドル70円台にまで高騰し、アメリカ各都市では日本企業憎しでいたるところで日本製のクルマを燃やしたりしているような状... 続きを見る
[(6033) 07906](ID:7591)
著(訳)者:
大城侃子
分類:
 
内容紹介:
大城さんの人形はとても暖かい。
愛しい心を形にしたようで
抱きしめたぬくもりと喜びが
そのまま伝わってくる。
愛されてそこに居る
おおらかさと清らかさがある。
一体の赤ちゃんの人形が体温を持ち
夏には木陰と涼風を、そして
冬には日溜りを感じさせてくれるのだ。(以下略)

 人形作家 川本哲子
[(6032) 07905](ID:7590)
著(訳)者:
「つむぎ」の会
分類:
 
内容紹介:
特集テーマは「忘れじの故郷」。ふるさとは遠きにありて思うもの? それともしばしば帰って郷愁に浸る場所? それぞれの故郷が垣間見えます。
[(6031) 07904](ID:7589)
著(訳)者:
「つむぎ」の会
分類:
 
内容紹介:
特集テーマは「我が学び舎よ、永遠に」。誰しも学校での記憶はいくつか持っていますね。薫陶を受けた先生から、淡い初恋まで、赤裸々に。
[(6030) 07903](ID:7588)
著(訳)者:
「つむぎ」の会
分類:
 
内容紹介:
特集テーマは「父よ、母よ」。決して越えられない存在の父、いつも見守ってくれた母。両親の愛はどこで育とうとも共通のものと実感させてくれます。
[(6029) 07902](ID:7587)
著(訳)者:
「つむぎ」の会
分類:
 
内容紹介:
特集テーマは「私の名前」。切っても切れない縁の名前。名前にまつわるときに楽しく、時にせつない思い出が語られます。
[(6028) 07901](ID:7586)
著(訳)者:
「つむぎ」の会
分類:
 
内容紹介:
特集テーマ「旅は心、世は情け」。旅先での思いがけない出会いや驚きの体験が綴られています。
書名:戻り橋
[(6027) 07900](ID:7585)
著(訳)者:
佐味吾郎
分類:
 
内容紹介:
2005年に急逝した著者が10数年におよび書きついだ小説集。

化石燃料の枯渇を予測して人類は核燃料に手を出した。新しい文明の発祥地は滅亡の地になるのだろうか──原子力発電所従業員の鬱屈を描き、未来を照射した「保菌者」。巨大企業の内奥が暴露されて“生活の歪み”が強要されている状況が明らかにされていく「戻り橋」。

著者は、平穏ではなかった会社人生の間も『佐味吾郎の視点』を増幅し続け、仕事、組織、老い、故郷といった根源的なテーマに正面から取り組んだ。読者は、ここに... 続きを見る
書名:人間失格
[(6026) 07899](ID:7584)
著(訳)者:
太宰治
分類:
 
内容紹介:
他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない男の人生(幼少期から青年期まで)をその男の視点で描く。主人公「自分」は太宰治ではなく大庭葉蔵(おおば ようぞう)という架空の人物で、小説家ではなく漫画家の設定になっている。この主人公の名前は、太宰の初期の小説『道化の華』に一度だけ登場している。
作中で大庭葉蔵の手記とされるのは「第一の手記」「第二の手記」「第三の手記」であり、最初の「はしがき」と最後の「あとがき」は、「私」の体験談... 続きを見る
書名:蜘蛛の糸
[(6025) 07898](ID:7583)
著(訳)者:
芥川龍之介
分類:
 
内容紹介:
釈迦はある時、極楽の蓮池を通してはるか下の地獄を覗き見た。幾多の罪人どもが苦しみもがいていたが、その中にカンダタ(?陀多)という男の姿を見つけた。カンダタは生前に様々な悪事を働いた泥棒であったが、一度だけ善行を成したことがあった。小さな蜘蛛を踏み殺そうとしたが思いとどまり、命を助けてやったのだ。それを思い出した釈迦は、地獄の底のカンダタを極楽へ導こうと、一本の蜘蛛の糸をカンダタめがけて下ろした。
[(6024) 07897](ID:7582)
著(訳)者:
宮沢賢治
分類:
 
内容紹介:
漁から戻らない父のことでクラスメイトにからかわれ、朝夕の仕事のせいで遊びにも勉強にも身が入らない少年ジョバンニは、周りから疎外され、あたかも幽霊のような存在として描かれている。星祭りの夜、居場所を失い、孤独をかみしめながら登った天気輪の丘で、銀河鉄道に乗り込み、親友カムパネルラと銀河めぐりの旅をしばし楽しむ。旅の終わりにジョバンニはカムパネルラに、どこまでも一緒だと誓うが、カムパネルラは消えてしまう。悲しみのうちに目覚めたジョバンニは、まもなくカムパネルラが命を犠牲にし... 続きを見る
[(6023) 07896](ID:7581)
著(訳)者:
縣 一石
分類:
 
内容紹介:
一九八一年(昭和五六年)一月六日、秋田県北秋田郡阿仁町戸鳥内・栩木沢の雪深いマタギの山里で起こった痛恨の誤殺事件。

ごく単純な殺人容疑で公判は始められようとしていたが、被告である単独マタギ・高堰喜代志を、事件前からマタギの映画や写真撮影で知っていた著者と数人の仲間たちにとって、全体像のなかでの殺人事件の背景と真相をあきらかにしないままの裁判は絶対に許せないことだった。

[(6022) 07895](ID:7580)
著(訳)者:
宮沢 賢治
分類:
 
内容紹介:
優美なはちすずめやかわせみの兄でありながら、醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、鷹からも「たか」の名前を使うなと改名を強要されたよだか。そして、自分が生きるためにたくさんの虫を食べる――たくさんの虫の命を奪う事をも悲しみ、彼はついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせて下さいと願う。太陽に、お前は夜の鳥だから星に頼んでごらんと言われて、星々にその願いを叶えてもらおうとするが、相手にされない。居場所を失い、命をかけて夜空を... 続きを見る
[(6021) 07894](ID:7579)
著(訳)者:
テレサ・カーン・トーバ(キャッツ古閑邦子訳)
分類:
 
内容紹介:
「お名前は? 出身地は? 宗教は? ご両親は? お幾つ?三歳の子供でさえすらすら返事ができるようなこうした簡単な質問が、子供の頃の私には生死にかかわる複雑な暗号でもあった。自分を証明するものがしょっちゅう変わったからである。私は一瞬の知らせで新しい名前や年齢、宗教、家族の名前などを身につけることができた。今の自分から次の自分にすばやく変わることは私にとってホロコーストから隠れて生きのびるための手段だった。」

原題は『Hide and Seek A Wartime ... 続きを見る
[(6020) 07893](ID:7578)
著(訳)者:
角田武敏
分類:
 
内容紹介:
「自然と接していると、こんな素晴らしい詩が思い浮かぶのだ。自分には気持は同じであっても、こんな言葉は浮んでこない。古井武造には及びもつかない詩に感動し、自分はただ自然の素晴らしさを脳裏に焼き付けるだけの六年間だった。そんな思いである。」(本文より)

リストラされた空しい日々のなかで山を歩く。その中で自然の素晴らしさを知り、人生を考える主人公。人生の定年を向える多くの人々に捧げる書である。
[(6019) 07892](ID:7577)
著(訳)者:
友田正彰
分類:
 
内容紹介:
1999年6月、何一つコネや知人を持たない私の中南米への旅が始まった。これは、私の「ひとり旅」の中間報告である。

スペイン語のことわざに、人は「生きるために働くのであって、働くために生きるのではない」というのがあるが、「働けるだけ
働く」のは、働くために生きること、になりやすい。

日本人特有の勤勉思想と周囲の状況に合わせた自分の存在を意識して、異なる行動を遺棄する慣習が、このコトバを生み出しているのではないかと思うが、時代が変わったとはいえ、まだまだ、「旅... 続きを見る
[(6018) 07891](ID:7576)
著(訳)者:
「つむぎ」の会
分類:
 
内容紹介:
激動の20世紀を歩んできた庶民による合同文集『つむぎ』。その最終号は特集として「我が人生」を15名の方に執筆いただきました。寄稿者の骨太な生き様に唸らされます。
[(6017) 07890](ID:7575)
著(訳)者:
中山高安
分類:
 
内容紹介:
川越街道は私にとって、あまりにも身近すぎて、なかなか歩く気になれなかった。なぜなら、現在も川越市内で旧街道から近い所に住んでいるだけでなく、生まれ育った実家が東京都板橋区で、川越街道が生活道路だったためもある。戦後の食糧難で雑草さえも食べざるを得なかった時代には、育ち盛りの兄弟五人の食い口を少しでもしのぐため、上板橋にある今の城北中央公園に農園を借りて、野菜を作りに何度も川越街道を行き来していた。

また中学生の時代には石神井川にかかる下頭橋の側にある上板橋第一中学... 続きを見る
[(6016) 07889](ID:7574)
著(訳)者:
楳谷 秀喜
分類:
 
内容紹介:
私と妻と4歳の息子は2週間の休暇でポルトガルに旅立った。「ポルトガル未踏」熱病のように希求した旅の直前ヒビ骨折。「リスボン麻酔」深夜に着いた次の日、睡魔に襲われる3人。「オビドス行進」バスで城壁の村、壁の上をいつまでも歩く。「ナザレ急行」コインブラへ地獄のような暑さのバスに乗る。「ポルト特急」鈍行で着いた港町では私の誕生日パーティが。「ドウロ川休暇」遊覧ボートやワイン蔵、心身休める3日間。「限界モンサラーシュ」国境の城塞村への道程は遥かに遠い。「エストレモス爆弾」妻に爆... 続きを見る
[(6015) 07888](ID:7573)
著(訳)者:
中山高安
分類:
 
内容紹介:
私の祖母は石川県金沢の商家に生まれ、幼い頃に実母が死んで継母がくると養子に出された。ところが間もなく養家も倒産して、「実家へ帰れ」と言われたが、少女だった祖母は「帰れない」と言って上京したという。それは未だ江戸という方が言いなれていた明治時代の中頃で、汽車も走っていないから歩いたと伝え聞いている。最近、中山道のことを書いた本や雑誌は増えているが、それらの多くは部分的・断片的で物足りない上に、実際に歩いたのか疑問に思うものさえある。写真などを入れた綺麗なものは多いようだが... 続きを見る
[(6014) 07887](ID:7572)
著(訳)者:
友田正彰
分類:
 
内容紹介:
中米のコスタリカから始まり、あちらこちらのスペイン語圏のスペイン語学校で、スペイン語を勉強しながらの「ひとり旅」が始まった。コスタリカ、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、エクアドル、スペイン、そしてキューバに及んだ時には五年が過ぎていた。(略)本書は、その体験を綴った旅行記ですが、同世代の方々が、リタイア後の人生を有意義に過ごす選択肢の一つとして、役立てて頂きたいと思います。  
(「まえがき」より)
[(6013) 07886](ID:7571)
著(訳)者:
友田正彰
分類:
 
内容紹介:
メキシコには2001年から2003年にかけて4回、延べ80日余り、キューバには2004年に30日間滞在。南アメリカ編、スペイン・ポルトガル編に続く3冊目の紀行文。どれもみな、60代男の気ままなひとり旅で、現地の人との交流を自然体で記述している。ときおりの日本や日本人についての辛辣な感想は興味深い文明論になっている。
著者は、同じくスペイン語圏の生活体験記録として、この他に『スペイン・ポルトガルで出会った人々』、『きままに中南米ひとり暮らし』などの著書を出している。
[(6012) 07885](ID:7570)
著(訳)者:
筑井信明
分類:
(02)個人誌部門
内容紹介:
Ⅰ 自分史との出会い Ⅱ 自分史は文学なのか Ⅲ 歴史としての自分史──戦争体験を中心に Ⅳ 過ぎゆく時間の中で──最後の戦争体験 Ⅴ さまざまな自分史① 自分史の典型 Ⅵ さまざまな自分史② 技術者の自分史 Ⅶ さまざまな自分史③ 女性の自分史 Ⅷ さまざまな自分史④ 親と子の自分史 Ⅸ 自分史は「究極の楽しみ」か Ⅹ 自分史の行方─新しい「闘いと再生」の記録
[(6011) 07882](ID:7567)
著(訳)者:
松本 隆
分類:
(06)研究・評論部門
内容紹介:
 宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」について、賢治は、何をモチーフに創作したかを考察した。その結果、その舞台は、岩手県柴波郡矢巾町の南昌山周辺という結論に至り、その理由を20項目以上示した。その背景は、高等学校時代の無二の親友、藤原健次郎との交友関係が大きくかかわているという説得力ある考察である。
[(6010) 07875](ID:7560)
著(訳)者:
北川 浩子
分類:
(05) 文芸=詩歌部門
内容紹介:
詩人北川浩子の第三詩集。2011年の東日本大震災による地震・津波・原発のメルトダウンによって、いまの日本の子どもたちが受容せざるを得なかった自己の存在に対する不安。それに共振する自らの「ビキニ環礁沖での第五福竜丸の死の灰被ばく」から受けた不安の核への手さぐりの航海の旅ものがたりが、この詩集である。
[(6009) 07874](ID:7559)
著(訳)者:
中谷洋一
分類:
(04) 文芸=エッセイ部門
内容紹介:
戦前・戦中・戦後の激動の時代に少年期を過ごした著者による作品。亡母への思いと、少年の目を通して見た戦争というものを読者に分かりやすく伝える。石川啄木にならっての三行短歌とエッセイで綴った少年時代の思い出の断片集。「戦争時代の日々を後世に伝えたい」という著者の意向から、あえて終戦記念日を発行日とした。

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